峻空会トップページ > 特番 > 「第4回 コロンブス1492国際親善試合」報告書





<報告者 平成13年度卒 末次美樹> 

2019年6月6日(木)〜6月12日(水)にイタリア マリアーノコメンセ市で開催された「第4回 コロンブス1492国際親善試合」に上野翔暉(法・2年生)・一杉菜々子(経・3年生)が出場しました。引率として参加しましたので、イタリアでの様子を報告いたします。


Columbus1492 ポスター&写真館 はこちら

6月6日(木)
 12:15に成田を出発し、18:25にイタリアマルペンサ国際空港に無事に到着。空港には内藤先輩が迎えに来てくださっており、そのまま宿泊地のミラノに向かう。夕食で本場のグラッパ(熟成したもの)を飲む。学生には衝撃の味だったらしい…。

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6月7日(金)
 午前中、3人でミラノのドォーモに行き、午後に合宿地のマリアーノコメンセ市まで移動。ホテルには、日本以外にイタリア、スペイン、フランス、マルタ、チリ、パラグアイ、アルゼンチン、ブラジルから15歳〜25歳の選手が集まっており、大変賑やかだった。ホテルでアルゼンチンの井上先輩ともお会いし、駒大5名とブラジルの町田先生とコモ湖近くのホテルでシャンパンを飲んだ後、日本料理「寿司 さくら」で食事をする。




6月8日(土) セミナー・親善試合
 体育館には選手以外にイタリアの空手関係者が大勢集まっており、9:00〜11:00、15:00〜17:00まで3クラス(三段以上、三段以下、無段者)に分かれ技術セミナーが行われた。セミナーの前にイタリアの空手関係者が年齢を問わず審判の講習を行っていた。小さな子どもも審判の練習をしている姿は日本ではまず見ない光景だ。内藤先輩曰く「年齢の枠に囚われず、誰にでもチャンスを与えている。上手な子がいたら、小さな子どもでも審判をやってもらう」との事。そのような光景を目にすることができてよかった。

18:00から、混成チームでの親善試合が行われる。デモンストレーションとして、和太鼓の演奏から始まり、イタリアの空手関係者(3人の女の子・3人の女性)と一杉、末次で、町田先生の詩吟に合わせて、観空大の演武を行う。



親善試合は、国別混成チームで団体戦を二試合行った。一試合目を「南米チームVSヨーロッパ・日本チーム」、二試合目は「南米チーム・日本チームVSヨーロッパチーム」で組み、上野選手と一杉選手それぞれ二勝0敗で、チームの勝利に貢献し大活躍した。


試合後は、プレゼントの交換をしたり、写真を撮ったりと、空手道を通じて交流することができ、大変有意義な時間を過ごすことができた。試合後はホテルにて遅くまでパーティーが行われ楽しい時間を過ごした。




6月9日(日) セミナー
 10:00〜12:00までセミナーを行い、午後はフリー。午睡で疲れを取って、内藤先輩の別荘にお邪魔してシャンパンを頂き、先日連れて行ってもらった日本料理屋で夕食を御馳走になる。



6月10日(月)
 午前中にミラノに移動し、フリー行動。タクシーで地元のスーパーまで行きお土産等の買い物をする。夜に内藤先輩の奥様と一緒にミラノ最後の食事を御馳走になる。メロンに生ハム、カボチャとエブのスープ、カツレツ、白ワイン、ジェラート、コーヒー等々ミラネーゼの食事を味わう。食事後は、内藤先輩のミラノのマンションにお邪魔し、ホテルに戻る。



6月10日(月)

 午前中にミラノのホテルを出発し、マルペンサ国際空港から15時発成田行きの飛行機に乗る。



最後に・・・

 今、成田までの飛行機の中でイタリアの報告書を書いている。長いようであっという間の一週間だった。内藤先輩、井上先輩が時々口にされる「俺は駒大空手部出身だから」「俺は駒澤が大好きだから」の言葉の意味を改めて考えさせられた。今回の遠征で、様々な場面で刺激を受け、自分の立ち居振る舞いや言動等を反省し、大変勉強をさせてもらった。このような機会を設けてくださり、大変感謝している。参加した二人も「経験する」こと、「そして失敗する」こと、「そして学ぶ」ことの大切さ、「経験した人」の強さを感じてくれたと思う。
 これから日本に帰るが、今回の遠征で学んだことを今後の人生に活かして行きたいと思う。
内藤先輩、井上先輩、多くのことを学ばせてもらいました。ありがとうございました。





文責 末次美樹


駒澤大学空手道部 峻空会
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